Issuesはズルい。(と思えるほどカッコいいバンドだ!)
メタル・ラウド系6弦ベーシスト
轟音ファクトリーのSUMI-chang(すみちゃん)です。
新しい音楽との出会いをやめるといわれている33歳を目前にして、「ちょっと流行りのバンドでも聴いておくか」と手を出したIssues(イシューズ)。今回はそんなIssuesのレビューです。このバンドはズルい。
はじめに
R&Bのエッセンスを現代的なメタルコア・djent風味のアンサンブルに乗せて、さらにはスクリームも味付けに。曲によってはEDMっぽい要素も詰め込んだ欲張りなバンドです。とりあえず2017年リリースの最新アルバムを聴きました。
カッコいい。でも何だろうこの胸のモヤモヤは。
しばらく考えた末、このモヤモヤは「嫉妬」だという結論に達しました。おじさんのやきもちでした。
イケメンなのがズルい
▼Vo.タイラー・カーター
最近のメタルコア・ポストハードコア系バンドの傾向に漏れず「イケメン」なメンバーが多い。これはズルい。加えてVo.タイラーの歌声がこれでもかと甘い。モテそう。ズルい。
djentのエッセンスを取り入れるんだったら、是非とも"メシュガー"大先輩のお顔を見習ってほしい。
この怒りに満ちた無慈悲なオーラにモテ要素は皆無。
おしゃれなのがズルい
何ですかこの小洒落たPVは。モテそう。ズルい。
メタルのエッセンスを取り入れるんだったら、メタルの神様"ジューダス・プリースト"大先輩のPVを見習ってほしい。
最高にダサいカッコいいPVには、残念ながらモテ要素は皆無。
オタクアピールがズルい
ポケモンが好きらしい。
アンプ類がゲームボーイ風に、バンドロゴもポケモン風にアレンジされている。
▼海外版ポケモンのオープニングテーマもやっちゃうらしい。
守備範囲の広さアピール、ズルい。
大御所デスメタルバンド"モービッド・エンジェル"のトレイ・アザトース先輩を見習って、バンドの音楽性とかけ離れた趣味は控えめに主張した方が良い。
アザトース先輩は日本のアニメが大好き。特に「らんま1/2」「マクロス」「セーラームーン」がお気に入りで、PVはらんまの勝負Tシャツを着て慎ましくデスメタルをやっておられる。
▼3:32~のギターソロで、突然らんまTシャツに着替える先輩。
もちろんそこにモテ要素は皆無です。
※ちなみにモービッドエンジェルもガチでカッコいいバンドです。
おわりに
「バンドをやればモテる」神話にことごとく裏切られてきたおじさん世代には、Issuesのようなモテ要素満載のバンドは、まぶしすぎてとても直視できません。
結局何が言いたかったかというと、Issuesは嫉妬するくらいカッコいいし、音楽性も演奏もしっかりしてるのでいいバンドだということです。是非聴いてみてください。こんちくしょう。