ギタースタンドのススメ 6弦ベースにぴったりのスタンドを探せ!
メタル・ラウド系6弦ベーシスト
轟音ファクトリーのSUMI-chang(すみちゃん)です。
今回はギタースタンドについて。主にベースでの使用を前提に、様々な種類のスタンドを紹介します。重くてネックの太い6弦ベースに合うスタンド探しをしたところ、つり下げギタースタンドHERCULES(ハーキュレス) トライ ギタースタンド GS432Bに行き着きました。使用感レビューも兼ねて、いろんなギタースタンドのメリット・デメリットについても考えました。
はじめに
ギタースタンドが欲しくなりました。
(理由1)
初心者セットに付いてきた「普通のギタースタンド」を愛用していたのですが、重量のある6弦ベースを預けるのに何となく不安を感じるようになり、より安定感のある「一時保管所」的スタンドが欲しくなった。
(理由2)
ギターやベースをケースに片付けたままにしていると、楽器を手に取るまでの工程が多くなるので「練習しなくなる」という持論がある。ぱっと弾きたいときにすぐ手に取れるスタンドが欲しくなった。普段はハードケース・ギグバッグに保管しているのですが、練習頻度・モチベーションを上げる意味でも、新しいスタンドを探すことにしました。
というわけで、僕がギタースタンドに求める条件は
- 頑丈で安定感がある
- ぱっと手に取れる
- できたら複数本立てられると嬉しい
さっそく検討してみましょう!
1.普通のギタースタンド
キクタニ ギタースタンド 転倒防止用ゴム付属 GS-102B ブラック
- 出版社/メーカー: キクタニ
- メディア: エレクトロニクス
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もうすでに持ってるんですが、所謂「普通の」ギタースタンドです。
新しいギター・ベースを買ったときに付いてきた、とか新しく買い足したという方も多いでしょう。不動のスタンダード。こだわりがなければ特にこれで不便しません。価格も1000円程度、安価なモノなら500円ほどで買えてしまうコスパの良さ。複数本ギターやベースを所有されている方も、このスタンドに立てかけて横にずらっと並べればなかなかの見栄えではないでしょうか。
ラッカー塗装のギターを使用されている方は、スタンドの本体に触れる部分が化学変化を起こして塗装を痛める心配をされる方もおられると思います。タオルを巻いたり、もともとラッカー塗装に対応したスタンドもありますが、「ギターブラ」なるちょっと色っぽい名称の商品も出ています。
デメリットとしては、やはり安定感でしょうか。よっぽどのことはないと思いますが、高価な楽器や重い楽器を扱う方は、やや頼りなく感じるかもしれません。
2.折りたたみギタースタンド
こんな折りたたみ式のギタースタンドもあります。見た目は頼りないですが、ギターやベースの自重を利用して意外と安定して立ちます。値段も普通のギタースタンドとそこまで変わりません。
ただし、持ち運ぶ機会がない方には不要でしょう。ストリートでライブする方ならともかく、大概のスタジオやライブハウスにはスタンドが常設してあるので、よほどスタンドにこだわる方以外は必要ないかと。僕もそういった理由で折りたたみ式は購入対象外に。
3.壁掛けギタースタンド
憧れの壁掛け。一気に「音楽やってる感」のでるドヤ顔アイテム、だと思っている。ネックにも優しそうだし、ぱっと手に取れる感じがたまらない。
でもうちには掛けられる壁がない。
賃貸の方は諦めるしかないでしょう。スチールのネットをつっぱり棒で壁に設置して、そこに壁掛けスタンドを付ける方法もありますが、何となく敷居が高そうで買えませんでした。強度に関しては壁との相性によりけりでしょう。実際に使ったわけではないので分かりませんが、地震の時とか大丈夫なのかな?(でもほとんどの楽器屋さんがこの壁掛けを利用しているところを見ると、信頼できる商品のような気もします。)
4.複数台立てかけギタースタンド
ギター・ベースを何本も所有している方は、こんなスタンドもおすすめです。このスタンドも部屋にあるだけで「スタジオミュージシャン感」が漂います(完全な主観です)。
楽器の持ち替えもスムーズそう。ただしそれなりに場所を取るので、僕のように「ベースが3本」という中途半端な本数だと、後で説明する3本掛け吊り下げの方がおすすめです。5~7本をスタンドに!という方はこれ以外に選択肢はなさそうです。木で自作されている方もおられるみたいですね。
5.つり下げギタースタンド
一押しは、このつり下げギタースタンド。HERCULES(ハーキュレス) トライ ギタースタンド GS432B。見た目はちょっと危なっかしい感じもしますが、安定感が抜群です。意外と盲点ですが、変形ギターなどの特殊な形状の楽器にも対応できるという良さもあります。
ネックとヘッドの境目、くびれになっている部分を支えるだけで、原理としては先に紹介した壁掛けギタースタンドと同じです。違う部分は、楽器を吊すとアームがネックを抱くように稼働し、スタンドに保持してくれる点です。優しさに溢れている。
1本だけでも十分安定しますが、3本吊すことでそれぞれの楽器の重みでさらに安定感を増す造り。多少の地震ではびくともしません。特にベーシストの方なら安心して使えるはずです。脚の開き具合もある程度調整できるので、省スペースを重視するか安定感を重視するか選べる点も嬉しいです。
心配だったのは6弦ベースのネックが収まるかどうか。初めて使ったときはちょっと幅が足りなくて「失敗したか!?」と思いましたが、少し力をかけてスタンドに吊すと、硬質なスポンジ部分がぎゅっと形を変えて6弦ベースのネックを支えてくれました。ああよかった。
1つだけ気を付けたいのは、スポンジ部分の色移りです。特にオイルフィニッシュやサテンフィニッシュのネックには長時間吊しておくと色が付くことがありました。拭いたらすぐに取れますが、気になる方はクロスを挟むなどして対応するといいと思います。
このスタンドにしてから、ベースが「弾いてよ」というオーラを出してくるので、手に取る頻度が上がった気がします。やっぱりすぐに弾けるというのは大切ですね。スタンドにしては高価でしたが、価格以上の価値はあったと思います。
ハーキュレス以外にもつり下げ式のギタースタンドが多く発売されているので、見た目の好みで選ぶのもありでしょう。僕は黄色の差し色がマークベースっぽくてハーキュレスが好みでした。
TOTEMPOLE (トーテムポール) コンパクトな吊り下げ式ギタースタンド GS-822 折りたたんだ状態でも自立するスタンド
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おわりに
ギタースタンド1つで、楽器を扱う快適さや練習のモチベーションまで変わってきます。是非自分に合ったベストなギタースタンドを見つけてくださいね。