6弦ベース買ってから後悔しないために デメリットまとめ
メタル・ラウド系6弦ベーシスト
轟音ファクトリーのSUMI-chang(すみちゃん)です。
前回褒めまくった6弦ベースXOTIC XB-2。
直感を信じて衝動買いをしてよかった!と書きましたが、辛いこともあります。
ベースそのものに大きな不満があるわけではないんですが、当然6弦ベースにしたことによる「不便さ」も生まれてくるわけで…
今回は6弦ベースを初めて使用して分かったデメリットを紹介します。
6弦ベース欲しいけど悩んでいる、と言う方の参考になればと思います。
デメリット 一覧
1.重くて肩がこる
重いです。2時間スタジオに入った後は結構な疲労感を感じます。
ストラップの種類や長さなどである程度緩和できますが、これは覚悟しておいた方がいいと思います。
アイバニーズなどの、比較的軽量で弾きやすい多弦ベースのメーカーを選ぶのも大切かもしれません。(激しいライブをする方は特に)
2.ネックの反りとの戦いになる
これは個体差、個人のプレイスタイルにもよりますが、僕はかなり悩みました。
ピッキングの「バチッ」っていう音が出る、弦高低めが好みなんですが
そうなってくると、弾きやすさがネックのコンディションに左右されやすくなります。
ただでさえネックの反りやすいベース。ましてや弦の数が6本に増えることで、ネックをストレートにキープするのはめちゃくちゃ気を遣います。
楽器の状態に神経質な方は、毎日ネックの反りを確認して…微調整して…と、ベースの機嫌を伺う時間が多くなる可能性ありです。
3.ミュートが辛い
鳴らさない弦をミュートしておくのが辛いです。
低い音域と高い音域に一本ずつ弦が増えるので、
5弦→6弦の買い替えならまだマシですが、
4弦→6弦はしばらく慣れるまで時間がかかるでしょう。
スラップを多用する方は
モノによっては弦間が狭すぎて指が入り込まなかったりと、
物理的に演奏できないベースもありそうです。
4弦ベースのE弦開放を思いっきりサムすると
「やっぱベースは4弦かな~」と思ったりします。
その辺はベースの使い分けが必要になります。
6弦だからといって「なんでもできる」わけではありません。
4.弦が高価&普通の店で買えない
ほんと弦が高い。
いつもと違うメーカーの弦にしようと思うと、
自分のベースに合うか・音や弾きごこちが好みかどうかわからない上に、一回張ったらしばらくは張り替えないし高価なので
新しい弦への交換は毎回ギャンブルです。
気にしぃの僕は、ひたすら検索&検索で調べた末にやっと買える、といった具合です。
そして店頭在庫が少ない。チェーン展開している大手の楽器屋に6弦ベースの弦が豊富にある店はなかなかありません。某サウンドハウスさんに年中お世話になることになります。
5.この人ベース上手そう、という目で見られる
これは僕の自意識過剰かもしれません(笑)
かつては6弦ベースプレイヤーを「見る」だけの立場だったので
「ジャズ・フュージョン系の人かな」
「コード弾きとかタッピングとかバリバリだろうな」
「ベースソロとか飛び出すんかな」
などと、いろいろ想像が膨らんでしまう気持ちはわかります。
実際は、使う人のプレイスタイルとかバンドの音楽性ありきなので、
6弦ベーシストが全員そうかという訳ではないんですね。(少なくとも僕はそうです。)
ライブで弾いても、一番高いC弦を一度も使わなかったこともあります。
せっかく6弦なんだからいろいろチャレンジしよう!
という気持ちが湧いてくるのはとてもいいことなので、
一概にデメリットとも言い切れませんが
いろんな意味で「注目を浴びてしまう」ことが増えるでしょう。
いかがでしたか?
6弦ベースのデメリットについて書きました。
購入を検討されている方の参考になれば幸いです。
ネックの悩みについては別記事で書きます。