重六低音 おもろくべーす

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音楽生活をもっと"おもろく"!ラウド系6弦ベーシストSUMI-chang(すみちゃん)が、誠実にヘビーメタリックに綴ります。

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メタル・ラウド系もいける?XOTIC XB-2 レビュー

メタル・ラウド系6弦ベーシスト

轟音ファクトリーのSUMI-chang(すみちゃん)です。

 

衝動買いした XOTIC XB-2 6弦ベースがどんなベースだったか。

 

heavy6bass.hateblo.jp

 

 

2年ほど弾いた結論から言うと

 

買ってよかった

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今回は買ってよかった6弦ベース、とにかくよかったところを紹介します。

 

・バンドで使ってみてどうなの?

・メタル・ラウド系にも使えるの?

 

という疑問にも
実際にメタル・ラウド系バンドで使用している視点から書いてみます。
 
 

粘りのある音色

 
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楽器のレビューで一番表現が難しいのが、音。
 
追々演奏動画もアップしていこうと思っているのですが、
あえて文字で書くなら「粘りのある音」
 
Kent Armstrong のピックアップの性質や、マホガニーというボディの特徴もあってか
 
中低音がぐっと出てくる重心低めの音です。
 
かといって抜けないわけではなく
メタル・ラウド系のバンドにおいてもしっかり存在感のある音が出せるベースです。
 
 
 

握りやすいネック

 
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ベースの弾きやすさの8割くらいは
ネックで決まると思っています。
 
XOTIC XB-2のネックは幅もあり、
一般的な4弦ベースに比べるとかなり威圧感のあるネックになっていますが
 
意外にも弾きやすいです。
 
これは僕が4弦→5弦→6弦と、順番にアップグレードしていったから
という理由もありますが、
それを差し引いても、違和感のないバランスのとれたネックになっています。
 
「楽器との運命的な出会い」は
自分の手にバッチリあったネックとの出会い」なんでしょう。
 
衝動買い、正解でした。
 
 
 

素晴らしいボディーバランス

 
ほとんどのバンドのベーシストは立って演奏します。
それ故、肩からかけたバランス、ヘッドの角度はかなり重要です。
 
長時間の演奏、6弦ベースとなるとそれなりの重量があります。
重すぎるベースで腰痛になった…なんて話も聞くくらい、立って演奏するときの負担感は避けては通れない課題です。
 
で、このベースはどうなのかというとめちゃくちゃバランスはいいと思います。
 
ただ、ストレスフリーかと聞かれると答えはノー。
 「重量の割に負担感はない」といったところでしょうか。
 
それでも立って構えた時に、
自然とベースのヘッドが気持ちいい位置に落ち着く感じは素晴らしいです。
 
 
 

多彩なコントロール

 
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コントロール類が充実しています。
 
6弦ベースというと、ジャズ・フュージョン系のイメージが強いですが、
メタル・ラウド系にも十分対応できます。
 
基本はベース・ミッド・トレブルの3バンドイコライザーに、ピックアップバランサー、マスター、トーン。
XOTIC自社製の、TRILOGICプリアンプが入ってます。18V駆動のハイパワー。
 
アクティブ・パッシブ切り替えのスイッチに
フロント・リアのピックアップをそれぞれシリーズ、パラレルに切り替えるプッシュ・プルのポッド。
 
特徴的なのは、アクティブでもトーンが効くことです。意外とこういうベースがないので、ちょっと丸みのある音が欲しいときにトーンを絞ると気持ちよく弾けます。
 
さらに特筆すべきはバックパネルのトリムスイッチ。
アクティブのゲインを調節できるトリムと
ミッドのフリーケンシーを4タイプから選択できるスイッチが付いています。
 
ベース本体だけでかなり幅広い音作りができるので、大満足です。
 
 
 

見た目

 
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かっこいいか・かっこよくないかは主観によるものが大きいので
気に入ったポイントだけ書きます。
 
・サークル型のポジションマーク
 
・独特なヘッド形状とメーカーロゴ
 
・綺麗なキルテッドメイプルに落ち着いたカラーリング
 
長く付き合うベースは、見た目も重要。
手にとって弾きたい!という気持ちが生まれてくるベースを買うべきです。
(結果、鏡の前で構えてニヤニヤしている時間も増えます。)
 
 

結論  買ってよかった

 
ベースを買う時点で
「うちのバンド、轟音ファクトリーのサウンドに合うか?」
という検討をすることさえ忘れていたので、結果オーライになってしまいましたが…
 
たまには直感を信じて大きな買い物をしてみるのもありかもしれません。
 
 
 

懸念材料

 
いいことばかり書きましたが、
 
ベースとネックの反りについては
ベーシスト永遠のテーマと言えるでしょう。
 
6弦ベースのデメリットについても別記事で書きます。