今さらながら「弾いてみた動画」を撮りたい!いろんな作り方を比較してみた
メタル・ラウド系6弦ベーシスト
轟音ファクトリーのSUMI-chang(すみちゃん)です。
今回は「弾いてみた動画」の作り方について。手軽な方法からこだわりの方法まで、それぞれのメリット・デメリットを比較してみます。
- はじめに
- ①iPhoneでそのまま動画を撮る
- ②MTRで音源を録音、動画を当て振りで撮ってがっちゃんこする
- ③DAWソフトで音源を録音、動画を当て振りで撮ってがっちゃんこする
- ④iRigで音源を録音、動画を当て振りで撮ってがっちゃんこする
- ⑤番外編:iTrack Pocket を使う
- おわりに
はじめに
YouTubeやニコニコ動画において、楽器・バンド好きたちの一大ジャンル「弾いてみた」。カバーされている楽曲、演奏のクオリティ、編集の技術…実に様々な動画が溢れています。
素晴らしい技量をお持ちの演奏者の方や、弾いてみた界での有名人などもおられます。中には強烈な個性の方も…(※プロのベーシストの方です)
【BANg】ティアドロップスのベース弾いてりみ【Dream!】
既に完成しつつあるコミュニティに今さら飛び込んでみようというのが今回の主旨。
30代バンドマンの入り込む余地はあるのか。
さっそく曲を練習して「弾いてみよう」と思ったものの、どうやって動画作るの?状態。一からいろいろ調べてみました。
「弾いてみたい人」SUMI-changのステータス
(理想)
- できるだけお金はかけたくない
- 曲の練習以外にあまり時間は割きたくない
- でも動画のクオリティはある程度保ちたい
(現状)
アイテム
スキル
- パソコンの難しいことはあんまりよく分からない
- ベースはそこそこ弾けると自分では思っている
- 凝り性
では、比較してみましょう!
手軽さ・コスパ・クオリティをそれぞれ5段階で評価しています。
①iPhoneでそのまま動画を撮る
- 手軽さ:★★★★★
- コスパ:★★★★★
- クオリティ :★
まず思いついたのが、iPhoneの標準カメラでそのまま動画を撮っちゃう方法。
小型のベースアンプでベースを弾きつつ、コンポからカバーする曲を流します。それをそのままiPhoneのマイクで拾って、弾いてる動画も一緒に撮ってしまうわけですね。
出費ゼロで作れるやん!と思ったのですが、クオリティはお察しの通りです。
特に音質は期待できません。ベース音もラインで拾ってないので調整が難しいし、バックの原曲とバランスを取るのが困難。加えてベースの生音(特にフレットノイズ)や生活音も一緒に録音されるので、素人感丸出しの(ていうか素人なんですが)残念な動画ができそうです。
ミスの許されない一発録りの緊張感にも押しつぶされそうなので、できれば避けたい方法です。やはり多少の出費は仕方ないのか…。
②MTRで音源を録音、動画を当て振りで撮ってがっちゃんこする
見てくださいこのメカメカしたMTR。
慣れ親しんだMTRに、カバーしたい曲を録音します。このあたりは普段使っているので問題なし。ついでに原曲もMTRに取り込んでミックスしてしまおう。これで自分の弾いたベースラインと原曲のバランスも取れます。
問題はここから。弾いてみたには「動画」が必要。
音源を先に録ってしまっているので、動画は当て振りになります。何だかちょっと卑怯な気もしますが、この方法で作っている動画が主流のようです。
動画はスマホで撮ってもいいし、手持ちのビデオカメラでもいいでしょう。
がっちゃんこする(音源と動画をくっつける)には、パソコンに両方を取り込む必要があります。このあたりがPCスキルのない僕にとっては億劫な部分。別途動画編集ソフトを使って、音源と動画をシンクロさせて仕上げます。ここでちょっと色気を出して動画に演出を付けるとクオリティアップ間違いなし!(想像)
一番現実的な方法のような気がしてきました。
③DAWソフトで音源を録音、動画を当て振りで撮ってがっちゃんこする
- 手軽さ:★★
- コスパ:★★
- クオリティ :★★★★★
MTRの代わりにDAWソフトを使って録音。その後MTR録音のときと同じように当て振りで動画を撮って、くっつけます。
MTRよりも音源のクオリティは上がるでしょうし、できることも多いので導入を検討したいところ。確かに出費はありますが、その後の拡張性を考えるとそこまでコスパの悪い買い物でもない気がする。別途オーディオインターフェースは必要ですが。
心配なのは、
- うちの低スペックノートパソコンがDAWソフトの使用に耐えられるか。
- できることが多すぎるために音源完成までの時間が膨大にかかりそう。
- DAWソフト導入→新しいパソコン欲しくなる→いろんなプラグイン、周辺機器も欲しくなる、という出費のスパイラルに落ちる可能性も秘めている。
凝り性の人が手を出したらマズい領域かもしれない。
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④iRigで音源を録音、動画を当て振りで撮ってがっちゃんこする
- 手軽さ:★★★★
- コスパ:★★★★
- クオリティ :未知数(録音のクオリティが分からないため)
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MTR、DAWソフトに代わる存在として「iRig」があります。iRigはiPhone用のオーディオインターフェースで、ギターやベースの演奏を直接iPhoneやiPadに取り込むことができます。iRig・iRig HD・iRig PROとできることによって何種類か発売されているようですが、一番安価なiRigで約4,000円ほどと出費も最小限。これはいいかも。
結局動画は当て振りになりますが、iMovieなどのAppを使えばすべての行程をiPhone上で完結できるので、パソコンあんまり得意じゃない自分にとっては好都合。第一候補です。
⑤番外編:iTrack Pocket を使う
- 手軽さ:★★★★★
- コスパ:★★★
- クオリティ :未知数(録音のクオリティが分からないため)
Focusrite iTrack Pocket / iPhoneレコーディングデバイス
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それでもやっぱり録音と撮影を同時にやってしまえたら楽だよなぁ。何かないかな?と検索していると、「iTrack Pocket」なるアイテムがあるらしい。
既に3年も前に発売された商品で、iPhoneをドッキングするだけで動画撮影とライン録音が同時にでき、公式のアプリで動画の編集・YouTubeのアップロードまでできるらしい。いいじゃんこれ!
商品レビューも豊富で、なおかつ大手のオーディオメーカー商品、実売価格が8,000円程度に落ち着いてきているので、買い時かもしれません。実際の使い勝手や録音の音質までは分からないのでクオリティは未知数ですが、「弾いてみた動画」に特化した商品としてはこれ以上のモノはないのではないか、という内容です。
おわりに
- 手軽さ重視・弾いてみた動画専用ならiTrack Pocket
- 拡張性や汎用性を重視するならiRigかDAWソフト
といったところでしょうか。
いずれにしろ、周辺機器・動画編集ソフトの導入を検討します。近いうちに「弾いてみた動画」をアップしたいところですが、是非とも動画撮影のノウハウ、こんな撮り方があるよ!等、コメントいただけると嬉しいです。
そしてもう一つの課題、動画アップロードと著作権の問題については別記事で書くことにします。
▼次の記事・動画アップロードと著作権の問題について
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