バンドマンに警告!楽器練習モチベーションと「練習しなくなる病」の処方箋
メタル・ラウド系6弦ベーシスト
轟音ファクトリーのSUMI-chang(すみちゃん)です。
ふと気がついたら、ここ2週間ほどベースを弾いていない。これは恐ろしい「練習しなくなる病」に違いない!
というわけで、バンドマンのみなさんに「練習しなくなる病」について語ろうと思います。ちなみに今日もこの記事を書いているためベースを弾いていません。完全にこじらせました。
はじめに
「楽器を弾かなくなる理由」はたくさんある。Fコードで挫折したとか、指の皮が剥けるのが痛くてやめちゃったとか。
プロのミュージシャンはそれこそ仕事ですので常に楽器に触れる機会がありますが、そこそこギター・ベース弾けるのに、バンド活動してるのに「練習しない」アマチュアの人も結構いるように思います。それはきっと「練習しなくなる病」です。僕が「練習しなくなる病」を病状で分類してみましたので、当てはまる方は要注意です!
ライブしない病
人前で演奏する機会がないとモチベーションが上がりません。単純に「目標がない」タイプがこの病気。僕ら轟音ファクトリーのように、2、3年引きこもったかと思えば突然ライブをする、オリンピック的な活動頻度のバンドは要注意(そんなバンドいるのか?)。進んでライブする機会を作ったほうがいい。
すぐにライブが難しいという方は、演奏動画をアップしたり、新しい曲にチャレンジしたり、自分を追い込むような刺激をあえて作ることで症状が緩和されます。
機材にこだわりすぎる病
音作りや機材にこだわりすぎるあまり、練習の時間がなくなるタイプ。ギター・ベースマガジンを読むときに、新商品のページとアーティストの使用機材ばかりチェックしている人は大体この病気にかかる。僕がそうだ。ベースの音抜けが〜とか、弦高が〜とか、気にしすぎてノイローゼに近い。
そんな時はお気に入りの曲をガツンと再生!難しい曲ではなく気持ちよく弾けるくらいの曲がベスト。「お、ちょっと弾いてみるかな」と一旦ベースを弾き始めたら、少しは細かいことを忘れて楽しく練習できる。とにかく曲を弾き始めることが大切。
楽器を愛ですぎる病
高価な愛機をお持ちの方がよくかかる病気。楽器を眺めてるだけで幸せ。磨いているだけで幸せ。楽しさのベクトルが違う方向を向いてしまったタイプ。木目の綺麗なギターにうっとり、みたいな人は要注意。
楽器は家具ではない。すぐにクロスからピックに持ち替えて、楽器ではなく腕を磨いてほしい。
演奏動画見ただけで満足病
YouTube、ニコニコ動画好きに多い病気。上手い人が弾いてるのを見ただけで自分も弾いた気になってしまうタイプがこれ。しかも動画を見始めると「関連動画」や「サムネホイホイ」にやられて時間を浪費してしまうパターンが多い。練習の参考にしようと動画を見たのに本末転倒になることも。恐ろしい。
スマホ依存とも関係があるため根深い。まさしく現代病なので特効薬はない。
現状に満足病
初心者を脱して、そこそこ弾けるようになった人に多い病気。上達したいモチベーションもなく、まあまあ弾けるから問題ないやというタイプ。バンドの持ち曲ばかり練習していると、「今の自分が楽に弾ける」曲やフレーズばかり練習してしまいマンネリ化するパターンが多い。
それぞれのバンドに求められる演奏力は様々なので病気と言ってしまうには少々乱暴だが、もしかしてそうかも…と心当たりのある人は、他のバンドのライブや演奏を見たりして「もっとこうなりたい!」を膨らませるといいかもしれない。
おわりに
僕はおそらく「機材にこだわりすぎる病」と「演奏動画見ただけで満足病」の複合型だと思います。「楽器を愛ですぎる病」の兆候もありかなり重症です。
だからここで宣言します。
10月中にDream Theaterの弾いてみた動画をアップします!
▼追記:弾いてみた動画、アップできました!
heavy6bass.hateblo.jp
自分を追い込むことでモチベーションを上げるショック療法です。
みなさん、僕の病状の経過を温かく見守ってください。